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<<   作成日時 : 2007/12/03 09:41   >>

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かつて明治のころは、その顕官達の中には

「下半身には人格がない。」

などと嘯き、花柳界での遊ぶことなどは当たり前のことだったと聞いたことがある。

明治になり側室という制度は欧化をすすめるためになくなったものの、意識の改革にはいたっていなかったようである。
当時の倫理観としては、女性関係についてはそうであったが、明治においては汚職というものは押しなべてなかったのではないかと司馬先生は述べられている。(ちなみに、司馬先生は、その著作のなかで、なぜか男が女性を欲することについてはとても寛大である。)

「汚職が悪である」
というのは、そのことによる国家への金銭的損失ではなく、国のリーダー達のそういった行為が著しく国民のモラルを低下させるためである、とも司馬先生が述べられている。

最近、防衛省の事務方トップにいた人がその細君ともども収賄の容疑で逮捕された。
公的立場にあった政府高官が司直の手によって引かれていく姿を見るときほど
「世のくずれ」を感じる時はない。

日本の政治家や政府高官の方には
モラルリーダーの認識
があるのだろうか。

冒頭に述べた明治のころの顕官たちは、今の倫理感からすれば問題がある点があったが、政治に対して生命をかけた責任感があったように思う。
明治まで生き残った回天の志士達の中では、明治以降に反乱や暗殺で命を落とした者も少なくない。敗れた徳川慶喜の方がかえって長生きだったのではないかと思えるほどである。

翻って、現在の責任ある方々には、
「生命の危険」
があるわけでもなく、単に倫理感覚の欠落だけが際立っているように思える。

さらにいえば、そういった人たちが
モラルリーダーとしての認識

を失っている限り、日本の社会における目を覆わんばかりのモラルの低下も、その度合いを深めながら続いていくことになるのであろう。

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内 容 ニックネーム/日時
トラックバックありがとうございます。法律的に見ても贈収賄の保護法益は「職務の清廉性」だというのが通説だったと記憶しています。つまり公務員においては実際に金銭的損害を与えるような仕事振りも問題である以上に「公平性、清廉性、中立性」などを疑わせるような行為が違法性を持つということになるんですね。女性問題など別にどうってことないとおもいますが、特定の業者と癒着したりすることは決して許されることではありません。
ところで、命をかけたモラルが欠如しているのは日本だけではないでしょうね。個々まで問題を大きくしておきながら巨額の退職金をもらってしまう米国金融業界のトップたちとか。
害債
2007/12/24 00:18

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