志の歴史

アクセスカウンタ

zoom RSS アボルダージュ

<<   作成日時 : 2008/06/01 06:12   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像

(宮古湾の写真です。)

アボルダージュ・ボールディングとは、海戦において船体を接舷して敵の船を奪取する

接舷攻撃

のことである。

この戦法が用いられたことが有名なのは、戊辰戦争において岩手県の宮古湾で新政府軍と旧幕府海軍の間で行われた。

宮古湾海戦
のときである。

当時、陸戦の将として旧幕府軍にいた土方歳三による素人的発案で実行されたという。

奪取しようとした新政府軍の船は
ストーンウォール
と呼ばれた当時としては世界水準を抜いていた装甲鉄船である。

この船は、もともと幕府が米国に発注して製造されたものだが、日本に回航されてきたときに内戦状態となっていたため、国際法上引渡しが保留されて、結局、新政府軍に渡されたものである。

旧幕府軍の襲撃は、回天のみで行われた。

しかしながら、回天は外輪船であったため接舷はうまくいかなかった。

接触したときは、ちょうどイの形となったため、旧幕府軍の兵は数人ずつしか乗り移ることができず、ストーンウォールの甲板にあった当時の速射砲であるガドリング砲の標的となった。

宮古湾海戦は、結局、旧幕府軍の敗北におわり、彼らは当時の本拠地だった函館へ撤収した。

しかし、世界戦史的にも珍しい戦法であったことや新政府軍側に当時まだ兵卒であった東郷平八郎が乗船していたことなどもあり、

アボルダージュ
という闘いのやり方と宮古湾海戦は、いまでも語り草になっているようである。

余談だが、後日、日露戦争において連合艦隊司令長官に当時予備役に入らんとしていた東郷平八郎が推薦されたとき明治帝に、その理由を問われた山本権兵衛は、

「東郷は、ついていおります。」
(つまり、東郷がそれまでに参加した海戦では、常に彼にとって幸運が重なっていたことを指している)

と答えたことが有名である。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
アボルダージュ 志の歴史/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる