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<<   作成日時 : 2008/12/20 12:07   >>

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ダイエーが経営危機に陥ったとき

創業者の中内功氏は

「日本の物価を半分にする」
というスローガンで、店舗価格の値下げで対応したが
すでに消費者のニーズを捉えられなかった。

よい品を どんどん 安く より豊かな 社會を

中内氏のこの意思がなぜ生まれたのかが

城山三郎氏の
小説「価格破壊」

に書かれている。

この小説の舞台となるスーパー「アロー」のモデルはダイエーである。

まだ戦時統制の名残があった再販商品「クスリ」の
安売りを始めたのが成長の始まりである。

当然、メーカからの妨害や脅迫などがあった。

小説の中では、主人公 矢口 は太平洋戦争時にルソン島での
玉砕部隊の生き残りという設定である。(中内氏と同じである。)

密林のなかで飢餓と疫病で斃れていく仲間達をみてきた彼は
「いつか日本中に雪が降るように食品とクスリを供給したい
 いま、生きている多くの人々にとってたしかな幸せとなるであろう。」

という志をもっていたのである。

彼の再販売品への挑戦は、クスリだけでなく家電製品などへ広がっていく。

かつて、松下幸之助氏は町工場でみかん箱の上にのり
工員たちにこう言ったという。

「生産につぐ生産により、この国に楽土を建設する。」
昭和7年ごろの話であると記憶している。

人間は、豊かで幸せな生活をおくる権利をもっている

彼らは、それを目指して豊かな生活に必要な製品を社会へ供給した。

しかしながら、時代の流れはあまりにはやく、社会が求めるものは
彼らの志操を超えてしまったのであろう。

「ダイエーには、何でもあるが、欲しいものは一つもない」

21世紀の日本の社会が求めているものを
ついに掴むことができなかった。




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