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<<   作成日時 : 2009/01/06 06:02   >>

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   (明けましておめでとうございます。お正月の金閣寺です。)

日本の政治家には政策についての説明能力がない。
このために政策の意図が正確に国民に伝わっていない。
という記事を読んだことがある。

現在の総理の漢字の読み間違い
というレベルの話ではない。

打ち出す政策についての文章による伝達能力のことである。

演説の文章能力と言ってもよい。

米国の大統領演説(特にケネディ大統領のもの)は暗唱する価値がある
といわれるほど、よく練られた文章であることが多い。

昨年シカゴで行われたオバマ次期大統領の勝利宣言スピーチの原稿を
見ると

Yes, We can.
という言葉が7回出てくる。

英語では
「がんばれ!」
という意味で

You can do it!
という言葉が使われるそうである。

そして、励まされた人は
Yes, I can.
と答える。

Yes, We can.
には、そんなニュアンスがある。

オバマ氏の勝利宣言の文章は同じ内容を
表現を変えて聴衆へ訴えかけることにより
聴衆をひきつけていく構成となっている。

オバマ次期大統領はケネディ大統領に似て演説がうまいと言われている。

無名だった彼を一気に上院議員、大統領候補に押し上げいったのは
文章の力だった、とも言われている。

翻って、日本には古くから
人前で演説する
という習慣がなかった。
(あったのは辻説法ぐらいだったか)

明治になってから福沢諭吉がその必要性を感じ演説会用の講堂を
三田につくったほどである。

但し、日本史の中で演説が歴史を変えたことがなかったわけではない。

1221年の承久の乱のときである。
後鳥羽上皇の挙兵に動揺する鎌倉の武士達を集め
尼将軍と言われた北条政子が演説をするのである。

「故右大将(頼朝)の恩は山よりも高く、海よりも深い」
今、お前達が生きていられるのは誰のおかげか。

武士達は、霰に打たれるように伏し政子の言葉に服した。
承久の乱は鎌倉方の勝利で終わった。

ともあれ、日本の政治においては

文章の力

は著しく軽視されているようで、米国の大統領側近が演説原稿を
つくる時の大変な苦労とは対照的である。

これまで、日本の政策は密室で決められ国民もあまり関心が
なかったためかもしれない。

しかし、これだけマスコミが発達し、政策への国民の関心が高まっている
時代にせっかく苦労して作った政策の意味やビジョン、できれば感動を伝える

文章の力
を政治にたずさわる人たちは認識したほうがよいと思ったりする。

今年、2009年は
100年に一度
とまで言われる経済危機の中で幕を開けた。

頼りないとは思いながらも、日本の政治に期待するところは大きい。



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