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zoom RSS 坂本龍馬の能力

<<   作成日時 : 2010/03/20 08:01   >>

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今年の大河ドラマ「龍馬伝」は
これまでの大河ドラマとは趣を大きく変えてリアルなつくりになっている。
NHKのドラマ制作能力は、やはり大したものだと感心している。

坂本龍馬については、司馬遼太郎先生の小説

「竜馬がゆく」
が著作としては有名であるが、「龍馬伝」はそれとは違う
坂本龍馬を描こうとしているらしい。

坂本龍馬の卓越した能力は

物事の本質をつかむ能力
といってよい。

「薩長連合」のための活動や「船中八策」や「大政奉還」の発想は
大づかみに把握した藩外交の要諦、欧米の政体や当時の海外・国内の情勢分析
から導き出された。

「竜馬がゆく」の中で
その能力を表わした場面が紹介されている。

北辰一刀流の剣術修行を終え、土佐に帰国した竜馬は
「洋学も学ばねばならん」

と考え、同じ町に住む長崎帰りの医者のもとへ通うようになる。

この蘭学者は、ねずみのような顔をしていたようで
竜馬は
-ねずみ、ねずみ
とあだ名で呼んでいた。

この師匠のほうも
(この能なしの剣術つかいめ)
と思っていたようである。

この師匠のもとに通っていた理由は
蘭語の教科書に医学書をつかわず、法律概論の書を
使っていたからである。

師匠は、一介の語学教師のため、別に意図はなく
法律概論の書が手に入っただけのことである。

蘭語の法律概論の翻訳としては、当然オランダの政体や憲法などの
説明が行われる。

政治というのは人民の幸福のために行う。

当時の日本では、政治は徳川家や諸大名の繁栄と
その勝手都合のためにあるのだということは、
上は将軍から下は百姓にいたるまで信じて疑わない。

天皇好きと言われた武市半平太や倒幕論者の桂小五郎さえ
百姓、町民のために奮起する、という気持ちは持っていないのである。

(おどろいたなあ)
本当かい、と眼をこする思いで竜馬は聞いているのである。

竜馬が、この蘭学塾のふまじめな聴講生だったころのはなしである。
師匠のねずみが、オランダの政体論についての一文を逐条翻訳した。

訳がおわるころ、居眠りしていたような竜馬が急に顔をあげ

「いまの訳、間違うちょります」
と言ったのである。

塾生は、みなおどろいた。
蘭語を一語もおぼえようとしない剣術使いが、
いきなり先生の誤訳を指摘したからである。

「どこが、間違うちょる」
と憤る師匠のねずみにたいして

「もう一度、よく原文を読んでくだされ」
と竜馬は頼んだというのである。

ねずみ師匠の粗末な蘭文和訳を聞いているうちに
竜馬には西洋の議会制度というものがわかったのだ。

いまの翻訳では、竜馬がカンでさとった民主政体の本義から
はずれているため、誤訳であることがわかった。

ものの大意を大づかみに、その本質をさぐりあてる能力

これが、坂本竜馬の能力である。

ねずみは、怒りに手を震わせながら自分の翻訳を検討した。
ねずみの顔色がだんだん青ざめてきた。

「諸君、あやまる。間違うちょった。」

剣術使いの勝ちである。

坂本竜馬は、この能力をもって幕末の風雲へ乗り出していくのである。

ちなみに、幕末の騒乱は
北辰一刀流の同門である清川八郎が始め
坂本竜馬が終わらせた

と言われている。

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